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【はんだこて色々】弊社の手はんだ設備を紹介します!2018.04.27

ブログ担当Mです!
さて、今回はプリント基板へのはんだ付けの中でも、特に親しまれている『手はんだ付け』についてご紹介します。
はんだこてのオススメ…というと大掛かりですが、弊社で使用しているはんだこてについて皆様に分かりやすく解説できれば幸いです。
記事の最後には使い方やその種類の紹介もありますので是非ご覧ください!

 

 

■小回りの利く『はんだごて』とは

はんだごて(はんだこて)は、プリント基板や工作が好きな方は触ったことがあるのではないでしょうか。
電源を介して『こて先』と呼ばれる先端に熱を送り、そこにはんだを当ててはんだを溶かし、はんだ付けを行います。

 

安曇川電子工業では作業の際、以下の設備を準備しています。

●HAKKO 942(HAKKO社製)

 

【1】はんだこて

 

弊社では主に上記写真の通り、【HAKKO社製】のステーションタイプと呼ばれるはんだごて(半田こて)を使用しています。
設置や持ち運びが容易で、流す製品やラインのレイアウトに左右されず自由な立ち回りが可能です。

 

 

【2】こて先とその種類

はんだこてはドライバー工具のように先端を取り外すことができます。
一概にはんだ付けといっても、その目的は「純粋なはんだ付け」「不具合箇所の修理」「部品の交換」と多岐にわたります。

それぞれ目的に合った最適なコテ先を使用することが必要不可欠です。
安曇川電子工業では主に以下のコテ先を使用しています。

 

※C型は更に先端を細かく使い分けています。(3種)

 

 

【3】糸はんだ

はんだ付けで使用する半田は通称:糸はんだと呼ばれています。
半田にもその成分によって共晶・錫銅・錫銀銅など色々な種類に別れます。

 

最近のはんだはヤニ入りはんだと表記されることが多いですが、このヤニとは「松脂」のことをいい、半田付けする箇所を浄化(洗浄)して『はんだを付きやすくなる』効果があります。

 

 

【4】こて先クリーナー

 

繰り返しはんだ付けを行っていると、コテ先にはんだが残ってきます。
この半田が高温に晒されることでヤニが気化し「ヤニが無くなった、基板に付きにくいはんだ」となっています。
この状態では正常なはんだ付けに支障が出るため、クリーナーでコテ先のはんだを撤去しています。
社内のクリーナーは金属製のものが主流になっています。

 

※なお、コテ先クリーナーを使用する際はコテの拭い方に注意が必要です。
コテ先から取れたはんだが飛び跳ね、はんだボールとなって他の基板等に付着することがあるため。

 

 

【5】電源本体

 

その名の通り、はんだこてに熱を供給する電源本体です。
対応する基板や部品によって適切な温度に調整しますが、社内では調整ミス防止のため『特定の温度専用』になっているものもあります。
(もちろん、始業前点検等で温度の測定はしており、こうした二重三重の構えで不良品を防止しています)

 

 

■その他のはんだこて(装置)の種類

 

上記のこては基本的に『製品へのはんだ付け』を目的にしていますが、例えば修理や交換となった際はよりその目的に適した装置を使用します。
ここでは一例をご紹介いたします。

 

●HAKKO FR-803B(HAKKO社製)

 

IC等のリードが多い部品を取り外す際に活躍します。
通常のコテでは集積回路の取り外しは極めて困難で、リード等をカットして破棄することが多々ありました。
これを用いることで取り外したICを再利用することもでき、取り外しの際に基板への負荷も軽減できるようになりました。

この先端は取り外しも可能で、一般的なアートワークの部品はオプションのリワークノズル(下記図)を用いて柔軟に対応できます。

 

 

■HAKKO FM203(HAKKO社製

主にリワーク用(はんだ吸取器)として利用しています。
コテ先を2本接続できることが特徴で、片方で修理用のこて先を、もう片方にはんだ付け用のこて先をつける事も可能です。

接続できるこて先は多岐にわたりますが、主にチップ部品などの取り外しや交換用としてピンセット型(FM-2023)を使用しています。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

■HAKKO 474(HAKKO社製

 

半田吸取器として幅広く使用している装置です。
基板についた半田を吸取り基板との接着を解除し、部品ズレ修正や仕様変更による部品交換を円滑に行っています。
また、ガンタイプのこて先のため、片手持ちで作業がしやすいのも大きな特徴です。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。
工場として『安定した作業』と『臨機応変さ』は重要なポイントです。
お客様のちょっとしたご要望に多くの作業者が対応できるよう会社として体制を整えておりますので、是非お気軽にご相談いただければ幸いです。

 

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個人で機械工作をされている方へは、本記事が少しでもお役に立てることを願っています。

 

 

 関連項目:部品実装とは?SMT工程を分かりやすく解説

 関連項目:手はんだ付けとは?デメリットやメリットについて

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