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プリント基板は導電性の金属を配線とするなど、複雑な電子部品で構成されていますが、その部品はどのようにして調達するのでしょうか。
今回は電子部品の調達サービスについて、留意点や特徴についてまとめていきます。また、安曇川電子工業の部品調達から実装まで行えるワンストップサービスについてご紹介しますので、最後までご覧ください。
目次
プリント基板などの複数の電子部品からなる製品を制作する際には、部品の調達は納期・制作費に大きく影響してきます。
コンデンサやIC、コネクタ、チップ抵抗など、実装部品の在庫がない場合には、商品の製造に合わせて電子部品を発注しなければなりません。
そこで、効率的かつ円滑に製品を生産するために、代表的な電子部品の調達方法についてご紹介します。
まずは、日常的に取引をしている商社の担当者やウェブサイトから目的の部品の取り扱いメーカーや在庫情報を確認しましょう。単価についても、掛け率やロットが取り決められているので、見積が直ぐに出やすいことがメリットです。
次に、メーカーの正規代理店又は取扱店を探して、目的の部品の在庫状況や納期を確認します。
流通材や汎用的な部材は、在庫がある場合もありますが、特殊な部品については在庫がなく取り寄せる必要もあるため注意が必要です。
ネット販売で在庫を探す方法もあります。こちらは大きなロット数から小口数量まで広い範囲で販売されているため、必要な量を購入することが難しい場合があります。
ネット販売だと、土日や営業時間外にも購入・発注をかけることができます。
市場流通在庫は、前記したメーカーや正規代理店、取扱店以外の会社から購入したメーカー保証外の電子部品です。
メーカーの保証がないため、機械の重要な箇所への採用は大きなリスクがあります。また、商品によっては模造品や一定の品質以下の場合もあるため注意が必要です。
構成部品の支援サービス(互換・代替品の提案などを行う業務)を専門に行っている電子部品調達サービスを利用する方法もあります。
こちらは在庫も多く、設計の変更や需要供給バランスの乱れ、生産中止などで部品調達が困難になった場合にも対応可能であるためおすすめの調達手法と言えます。
では次に、電子部品の調達で注意することについてご説明します。
まず、一番大切なことはその調達したい電子部品が納期に間に合うかどうかです。商品を製作するスケジュールから逆算して、いつまでにその電子部品が工場にあればよいのかを把握することが重要です。
特に大型連休や年末年始においては、部品が欠品していたり、取り寄せるまでに大幅な時間がかかるケースがあるため要注意です。
また運送にかかる時間を踏まえて、一番不利な場合のスケジュールで工程を計画することが大切です。
電子部品は小口発注なのか大型のロット発注かによって、大きくコストが変わってきます。
よって、電子部品の単価をチェックしながら、予算内の計画かどうかを検討する必要があります。
いつもと同じ発注先であれば、掛け率や発注量等が取り決められていて発注業務も容易ですが、普段と異なる会社に発注する場合は単価が高い可能性もあり、結果大幅にコスト増となることもあるため注意が必要です。
電子部品の品質は製品の故障発生率と直結します。電子部品を調達する際には、どのメーカーでどの製品に使われているか、どの程度試験を行っているか、保証期間はどの程度かなどをチェックし、低品質の部品を調達しないよう注意する必要があります。
よって、調達までに時間がある場合は、サンプルの発注や製造現場の確認などを行い、調達前の品質チェックや故障時の対応の確認などを綿密に行っておくことが大切です。
電子部品の調達は、納期やコスト、品質などの確認が重要です。複数の会社に依頼した場合は、それらを関連付けながらチェックするため手間や時間が大きくかかってしまいます。
安曇川電子工業に部品調達からご用命いただいた場合は、納期やコスト・品質においてベストなご提案をさせていただいております。
次に安曇川電子工業の独自の電子部品調達サービスの特徴をご説明します。
弊社、安曇川電子工業は基板実装だけではなく、以下の特徴があるサービスを展開しています。
電子部品は国内・国外の独自のネットワークから調達します。
特に海外部品メーカー(メーカー運営のダイレクトショップ)から購入する際は、日本の正規代理店や商社などを通さずに直接購入します。
その理由として、日本の商社を通した場合、仲介企業や仲介者が増える分、そのマージンや経費などが発生するからです。
よって、電子部品の納期に余裕がある場合は、発生する費用(部品費用・送料を含めた金額)の安さを優先します。
このように、弊社では電子部品ごとに納期やかかるコストを天秤にかけて購入先を選定しております。
次に品質確保についてご説明します。
弊社から正規代理店(商社)に発注する際は、発注先に品質責任が発生するため、部品の品質に不備がある場合は交換や返却にすぐに応じてもらうようにしています。
しかし、部品によっては届いてみないと分からないものもあるため、弊社で部品を調達する場合は、「どこで購入するか」「どの価格で仕入れるか」などをお客様と連携を取りながら進めていきます。
先述した市場購入や商社経由の購入などにも、いずれもメリットやデメリットがあり、購入先の価格条件、部品に使用される成分分析の可否(環境調査)などの選択肢を弊社がお客様に提案し、最終決定を行ってもらうようにしています。
よって、調達に関しては独自のネットワークがありますが、その購入先や価格などをできる限りお客様に明確にご相談し、VEなどを行いながら最適な判断を行うようにしています。
基板の実装を依頼されるお客様側が、部品の調達先を指定してこられるケースや、特定の商品を分離発注として弊社に支給されるケースもあります。
その場合、お客様が指定した調達先や商品を評価し、価格、納期、品質、信頼性などを比較します。そして同等の部品を他の供給業者から調達することができると判断できれば、そのオファーを検討します。
このように、価格や納期、発注できるロット数、その会社の信頼度などを踏まえながら、お客様に最適な部品調達先を提案させていただきます。
安曇川電子工業は部品調達から基板実装までワンストップの業務を行っております。
弊社に上記業務を一貫してお任せいただいた場合のメリットを以下にご紹介します。
電子部品調達は、納期やコストの交渉、品質確認などで手間と時間が大幅にかかってきます。
弊社にご依頼いただいた場合、同部品でも常に複数商社に相見積もりを取り、適正な価格競争を行いながらコストや納期などを比較します。
結果、お客様側はメイン作業である企画や設計に注力いただけるため、上記の作業に手間や時間をかけずに済みます。
弊社では、部品の納品先が実装工場となります。よって電子部品調達から実装作業に移行するまでの手間や時間ロス(部品輸送・検品など)を削減。
部品の調達部隊と実装部隊が密に連絡を取りながら、製作過程で無駄が生じないように常に注意しています。
お客様の窓口となる営業部は購買部門と直結しており、滋賀県一拠点でサービスを提供しているため、生産現場との連携も円滑です。
これまでご説明させていただいた品質とコストのバランス、生産効率を考慮した基板設計や、入手性、生産継続性に配慮した部品選定で貴社商品の設計・開発をサポートします。
さらに、主事業である基板実装のノウハウを、基板のアートワーク設計に反映させ、実装コストの低減と、品質向上を図ります。
お客様側で判断しにくい基板の動作不良については、基板実装メーカー・基板設計・開発者として原因調査と解決策をご提案させていただいております。
また、お客様のご要望を基板設計・開発に取り入れるため、訪問やオンラインによる擦り合わせ、ご提案を毎月定期的に行い、お客様に寄り添った調達から実装に努めております。
電子部品調達の際には、生産中止品がある場合があり、調達が困難なケースもあります。
その対策として、部品を代替する方法と、基板の改版による方法があげられます。弊社においては、その両方に対応しておりますのでご相談ください。
また、部品の代替については同メーカー、他メーカー品で、従来品と同等の機能を有する部品の選定と提案、代替モジュールの設計、製作があげられます。
また基板の改版では、別部品を選定のうえで、従来回路と同等の基板を設計する方法を検討し、あらゆる事態にも柔軟に対応できるような体制を構築しています。
安曇川(あどがわ)電子工業です。プリント基板・部品調達〜基板実装、電気機械器具組立まで、
関西・近畿一拠点で一貫生産体制を整えています。
製造工程を当社にお任せいただくことで、お客さまの有限資源(ヒト、モノ、カネ、トキ)を、
企画や開発、設計などの中核能力に集中していただけます。
基板の製造、量産時の組付けや検査工程の改善 、コーティング(防湿処理)のご相談も、
関西、近畿圏はもちろん、全国各地からお受けします。
プリント基板実装に関して37年(1987年〜)の実績があります。
高精度・高品質な製品と技術ノウハウを提供する安曇川電子工業株式会社へぜひお問合せください。
古い #写真 がでてきました。安曇川電子が #電子部品 の製造を開始した #1973年 ごろ、50年前の #職場風景 です。最先端の仕事を通して、#地域 の #雇用 を創出するという創業の精神は、現在も引き継がれています。 pic.twitter.com/jtsBuvinON
— 安曇川電子工業|あどがわ (@adogawa_e) June 6, 2023
#製造現場 の様子です。撮影日を見ると #1988年。安曇川電子の主力事業のひとつ、プリント #基板実装 が始まったのが、前年の1987年です。 pic.twitter.com/HTkIZPdL36
— 安曇川電子工業|あどがわ (@adogawa_e) June 8, 2023
技術ハンドブックを制作しました。#スライド動画 で、いち部分を紹介します。#基板実装 の知識を始め、#試作 から #量産 にかけて #コスト 20%削減の #VA、#VE 事例を掲載しています。
月間PV数47,000超のオフィシャル #ブログ で、常に閲覧数上位の #ポイントディップ 提案事例も掲載しています。 pic.twitter.com/Gxxww0fsGM
— 安曇川電子工業|あどがわ (@adogawa_e) November 30, 2023
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