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危険予知訓練(KYT)/自分と相手の行動を明確にして初めて、結論と行動が結びつく2025.07.08

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こんにちは。アドガワエレクトロニクスです。ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 
当社は安全衛生委員会(安全委員会、衛生委員会を統合)を、労働安全衛生法に基づいて設置しています。

 

 
委員会では毎月、季節や業務に応じた議題を製造現場から委員会に提案したり委員会から製造現場に周知したりしています。定期的な議題のひとつに危険予知訓練(KYT)が挙げられます。危険予知訓練は、業種、現場ごとにひそむ危険を見つけて、その危険要因を解決する、または取り除くための訓練です。

 
 

危険予知訓練。4つに区切って考えることで製造現場にも気軽に取り入れられる

 
危険予知訓練の呼称でもある「KYT」は、危険、予知、トレーニング(訓練)の頭文字をとったものです。危険予知訓練は、4つに区切って考えることで製造現場にも気軽に取り入れられます。

 
考え方、取り組み方
(1)どんな危険がひそんでいるか
(2)危険のポイント
(3)あなたなら、どうする
(4)私たちは、こうする

 

 
(1)どんな危険がひそんでいるか
製造現場にひそむ危険を、イラストや製造現場の写真を見て、
(ア)現場にひそむ危険要因と、
(イ)その危険要因が引き起こす現象(事故やミス)を想定して皆と意見を交わします。

 

 
(2)危険のポイント
製造現場のイラストや現場写真から気付いた危険要因に印をつけます。さらに、印をつけた危険要因に対して皆で意見を出し合い、危険要因を絞り込みます。

 
(3)あなたなら、どうする
絞り込んだ危険要因を解決する、または取り除くにはどうしたらよいか、具体的な対策を皆で考えます。

 
(4)私たちは、こうする
提案された対策を絞り込み、実践するための行動目標を設定します。

 
 

自社の危険要因を取り上げることで、従業員の安全意識、改善意識が醸成される

 
安全衛生委員会では製造現場をはじめ、工作室やゴミ収集場所、休憩室、通路など社内の危険要因を取り上げて、危険のポイントと対策を議論しています。自社の危険要因を取り上げることで、従業員の安全意識も前のめりになり、改善意識が醸成されます。

 

 

 
たとえば資材棚の傾きを議論した際には、棚の強度補強をはじめ、段ごとに荷重を分散させる、重たいものは棚の下段に収納するなどの考えを出し合いました。

 
危険予知訓練は、製造現場や社内に潜む危険要因を見つけ出すとともに、それを解決する、または取り除く「行動目標」まではっきりさせることが大切です。自分と相手の「行動」をはっきりさせることはなにも、危険予知訓練に限ったことではなく、会議や社内外に提出する提案書でも意識したいことです。

 

 
 

自分と相手の行動を明確にして初めて、結論と行動が結びつく。危険予知訓練も同じ

 
たとえば提案書。提案内容に相手が納得して結論が出たものの、誰も行動しないということはありませんか。それは結論が出たあと、誰が何をするかが不明確だからです。危険予知訓練で結論に合意が取れても、そのあとの「行動」を決めないと誰も動きません。

 
提案書や会議の最後では必ず、「自分は何をするのか」「相手に何をしてほしいのか」をはっきりさせます。つまり、「誰が、何を、いつまでに行うか」です。自分と相手の行動を明確にして初めて、結論と行動が結びつきます。危険予知訓練も同じです。

 

 
 
 
 

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アドガワエレクトロニクスです。プリント基板・部品調達〜基板実装、電気機械器具組立まで、関西・近畿一拠点で一貫生産体制を整えています。製造工程を当社にお任せいただくことで、お客さまの有限資源(ヒト、モノ、カネ、トキ)を、企画や開発、設計などの中核能力に集中していただけます。

 
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