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【自動化すべき工程とは?】事例をもとに見極めポイントを解説!【新 検査機器もあるよ】2021.02.13

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平日が祝日で休みだと、翌日は月曜日な気分になりませんか?

私はうっかり月曜日の定例会議の準備をしてしまいました!

ということで、どうもブログ担当、岸田です。本日のご紹介は、

「【自動化すべき工程とは?】事例をもとに見極めポイントを解説!【新 検査機器もあるよ】」ということで

社内でどんどん進む自動化についてお話しします。

みなさまどうぞ最後までお付き合いください。

 

●【事例でみる自動化のススメ】

今自社で進めている「自動化」とそれでも「手作業」のまま続けるところと…

その違いは何でしょうか?それにはいくつかポイントがあるようです。

本日は、「自動化」した事例をもとに、その背景やポイントをご説明します。

 

今回ご紹介する事例は、ジャン!こちら。(以下参照)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはキーエンス様のIV2という検査装置です。これを採用した事例をご紹介します。

 

●【お客様と二人三脚!量産への道のり】

自社では、多くのお客様と取引させていただいていますが、

その中には、10台前後の小ロット注文から、1万台前後の大ロット注文まで、様々なご要望を頂いています。

また、試作や新規立上、量産に向けてのVA・VE提案などもお任せいただいています。

 

そのなかで今回のお客様は、以下のような流れでお話を進めてまいりました。

 

→アートワーク設計提案(コストダウン・品質UP)

→試作納品(100台程度)

→約1000台/月の生産を計画

→生産ラインの構築

→生産開始

→よりQCDを高める生産ラインへ改善 ←今ココ!

こんな感じです。年間でいうと1万2000台ですね。

安定した生産をしていくために、お客様と協力して生産ラインを構築します。

 

●【量産にあたり、ヒューマンエラーの課題を検討】

さて、いよいよ量産に突入!!しかし、まだ量産に入ったばっかりです。

ここへきて「試作ではわからなかった量産問題」が浮上。少量なら出来ていたことが、大量になると難しくなるのです。

機械は、同じ作業の繰り返しが得意で、速度・精度を落とさず、長時間作業ができますが

手作業は、これが苦手ですね。

1回なら何でもないことが、100回、1000回と繰り返すことで見逃しや、間違いが起きてしまいます。

今回の場合では、「基板に実装するハーネスが4本あり、そのハーネスがすべて正しい位置に挿入されているか?」検査する工程が問題となりました。

このハーネスは形状が同じで、色がすべて違います。(以下図参照)これを目で一つ一つ見ていきます。

 

●【機械と手作業の分業ラインを定める!】

 

NGパターンとして「青赤黄緑」がテレコになっている場合があります。

しかしこれを何百回と見ているとNGを見逃してしまうことがあるのです。

今回はこれを画像検査によって自動化することになりました。それが上述の検査装置「IV2」です。

 

しかし一方で同じ目視検査項目でも、自動化しない検査もあります。

それは、「半田づけの状態を確認する」目視検査です。

機械にとって「色」を識別することは正確にできますが、「状態」を確認することは難しいのです。

 

「半田づけの状態」と一口にいっても、ランドとリード線ともに半田は適量ついているか?や

半田が団子になっていないか?はんだ付け周辺に半田ボールはないか?などなどを総合的に判断します。

このような、「状態」が一定でないものを判定することは機械にとって苦手項目です。

このように自動化をすすめるについては、

作業者の負荷(ソフト面ハード面両方)を想定し

機械と手作業の得手不得手を見極めることが重要です。

しっかり分業ラインを定めて、自動化と手作業を明確に分けることが、

効率よく安定した品質を保持した生産ラインを構築することができるのです。

 

現在、このヒューマンエラーが発生しやすい工程の品質改善ができ、
安心して使用できる製品になり、お客様からもご満足いただけているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、この設備は画像検査なら何でもできる汎用性の高い装置です。

今後、他の検査工程などに併用できる可能性もありますね。そういう点も設備選定をするうえで考慮するとよいかもしれません。

 

●【機械も手作業もお手の物!安曇川電子工業(株)へご連絡ください】

さて、「【自動化すべき工程とは?】事例をもとに見極めポイントを解説!【新 検査機器もあるよ】」ということで、

いつも、自動化自動化、と言っていますが、具体的にどのような点に着目して自動化をすすめるのか?ご紹介させていただきました。

他にも新設備の記事を書いているのでまた見てくださいね↓
https://www.adogawa.co.jp/cat_new


このように我々は、お客様のご要望に応えるべく
毎日改善提案を上げ、今よりすこしでも良い商品をつくりたいと考えています。

そんな安曇川電子工業(株)へご興味をお持ちいただきましたら、

まずはお気軽にお問い合わせください。

お客様のご希望に沿えますよう、よろこんで対応させていただきます。


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カテゴリ

新設備 , 基板実装 , コラム

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