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製造現場とデザイン。デザインの役割は、視覚を通じたコミュニケーション2024.05.13

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こんにちは。安曇川(あどがわ)電子工業です。
ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 
この記事では製造現場とデザインについて、
安曇川電子工業の取り組みを、事例を交えてご紹介します。

 
商品パッケージやプロダクトデザインなど、製造業とデザインは深い関係にあります。
一方で、製造現場とデザインの関係はどうでしょうか? そもそもデザインとは何でしょうか?

 

 
 

デザインの役割。視覚を通じて正しくコミュニケーションすること

製造現場とデザインは関係します。
製造現場とデザインの関係を紹介するためにまず、デザインとは何かを考えます。

 
デザインは、見栄えのために装飾を施すことが目的ではありません。
デザインの役割は、視覚を通じて相手と正しくコミュニケーションを図ること、
もしくは、相手を情報や場所に正しく誘導することです。

 
デザインは、文字や図版(イラスト)、グラフやチャート、写真を使って情報を分かりやすく整理し、
相手に情報を誤解なく伝えるための手段です。見栄えのために装飾を施すのではありません。

 
一方で、相手の気を惹きつけるために、誤解や読み間違い、
見間違いされないように配慮した結果として装飾的な要素を加える場合があります。

 
また、装飾的な要素を加えるのとは逆に、
不要な飾りを加えず、簡潔にまとめた方が効果的な場合もあります。

 
いずれにしても、デザインの役割は、視覚を通じて相手と正しくコミュニケーションすること、
相手を情報や場所に正しく誘導することです。

 
では、このデザインの役割を確認したうえで、デザインを製造現場にどう活かせるでしょうか。
デザインが活かせるのは、掲示物や掲示板、または、作業の手順や注意点を作業者に伝える作業指導書です。

 
製造現場でデザインが活かせるのは、掲示物や掲示板、または、作業の手順や注意点を作業者に伝える作業指導書です。

 
製造現場でデザインが活かせるのは、掲示物や掲示板、または、作業の手順や注意点を作業者に伝える作業指導書です。

 

製造現場でデザインが活かせること

 ・掲示物、掲示板
 ・作業指導書

 
 

情報を伝える意図で作られたものはすべて、デザインされたもの

デザインの教育を受けて、中小企業の製造現場で働いている人は少数派かもしれません。
ただ、趣味でイラストを描いたり、ウェブデザインを、今後の働き方の選択肢を広げるために
学んでいる人もいらっしゃるでしょう。

 
もちろん、そんな人ばかりではなく、「デザイン」すると聞くと身構えてしまって、
自分には難しいと、始める前から諦めてしまう人がいるかもしれません。

 
しかし、デザインの役割は、視覚を通じて相手と正しくコミュニケーションすること、
相手を情報や場所に正しく誘導することです。

 
情報を伝える意図で作られたものはすべて、デザインされたものです。

 
気軽な気持ちでデザインしてみて、思い描いたように相手と正しくコミュニケーションが図れなかったり、
相手を情報や場所に正しく誘導できないようであれば、その理由を自分なりに探ったり、
製造現場の反応を伺ったりして、また挑戦すれば良いだけです。

 
こちらの思いは、何度もコミュニケーションを繰り返しながら、伝えるものです。

 

 
ここからは、デザインに取り組む(相手とコミュニケーションを図る)うえで大切な3項目を紹介します。

 

(1)レイアウト

 ・情報を整理する
 ・優先順位と差別化
 ・メリハリを意識する
 ・情報のグループ化

 

(2)色

 ・色の特性を理解する
 ・色相、明度、彩度の組み合わせ
 ・色とイメージを紐づける
 ・組み合わせる色を考える

 

(3)文字

 ・書体の種類とイメージ
 ・文字サイズとメリハリ
 ・文字組み、詰め
 ・行間の調整

 
いずれも、デザインのときに少し意識するだけで、
相手とのコミュニケーションがいつもより円滑に進むかもしれません。

 
 

明度のコントラストを強くして、注意を引きつける

レイアウトや色、文字は、デザインに取り組む(相手とコミュニケーションを図る)うえで
大切な3項目です。

 
その中でも色について、すぐに製造現場で活かせる考え方を紹介します。
それは明度のコントラストを強くすることです。

 
相手に注意を促したり、認識してほしい場合は、
色の明度のコントラスト(対比)をつけると効果的です。

 
製造現場では、手のひらサイズの表示板(表示札)を使うことがあります。
例えば検査済みのトレーに引っ掛けて、検査前の製品と区別するためだったり、
電気検査で不合格だった製品に貼り付けて注意を喚起したり。

 
いずれも、作業員が変わってもその製品が今、どういう状態かを見える化するための取り組みです。

 
その表示板の文字が読み取りにくかったり、
色が似通って区別がつきにくいのでは作業に支障をきたします。

 
そこで表示板を作るときに意識したいのが、色の明度のコントラスト(対比)をつけることです。

 
図(人物)の色と、地(背景)の色の明度対比の例を挙げます。
図(人物)を、文字に置き換えても同じです。

表示板を作るときに意識したいのが、色の明度のコントラスト(対比)をつけること

表示板を作るときに意識したいのが、色の明度のコントラスト(対比)をつけること

明度の対比が弱いと、図(人物)の色と、地(背景)の色が馴染んでしまい、区別がつきにくいのがわかります。
図(人物)を文字に置き換えると、明度の対比が弱いと文字が読みにくくなるのが想像できます。

 
明度の対比が弱いと、図(文字)色と、地(背景)の色が馴染んでしまい、区別がつきにくいのがわかります。

 
 

高齢者の視点から考えられたユニバーサルデザイン

製造現場で、記憶に頼らず作業、行動できる空間作り、
レイアウト作りのヒントになるのがユニバーサルデザインの考え方です。

 
ユニバーサルデザインは、高齢者の視点から考えられたデザインの考え方です。
例えば、記憶に頼らずに行動できる空間づくりも、ユニバーサルデザインの考え方のひとつです。

 
記憶に頼らなくても、その場で得られる手がかりから、
自分が今いる場所、行きたい目的の場所を理解できるようにすることです。

 
例えば目的の場所や物が自然と目に入るよう、作業空間を小さく区切って、全体をひと目で見渡せるようにしたり、
特徴のある目印を効果的に配置したり、不要な物や混乱を招くものを取り除いたりすることが大切です。

 
ユニバーサルデザインの考え方は、高齢者の視点から考えられたデザインとはいえ、
製造現場に求められることとも合致します。

 
 

プリント基板実装、電気機械器具組立の安曇川電子工業|関西・近畿

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