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人材や設備への初期投資が不要。OEM委託でビジネスを成功させるために2023.10.13

こんにちは。安曇川電子工業です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

 
この記事では、委託者ブランドでの製品生産である
OEM(Original Equipment Manufacturing)について紹介します。

 
安曇川電子工業は、プリント基板の開発・実装から装置の製作・OEMまで、
滋賀県一拠点生産、一貫対応を実施しています。

 

 

OEMとODM。委託、受託でビジネスを成功させるために

OEM(Original Equipment Manufacturing)は、
委託者のブランドで製品を生産することです。

 
担うのは生産のみで、製品の設計から開発、販売、
マーケティングは、委託者が行います。

 
受託側は、委託側の協力会社という位置付けで生産のみを行い、
生産対価として委託料を受け取ります。
 

 
OEMと意味を混同しやすいものにODM(Original Design Manufacturing)があります。
OEMとODMの違いは、受託者側が担う業務範囲です。

 
生産のみを担うOEMに対してODMは、製品の設計から開発、
ときには販売やマーケティングまで、その業務範囲に違いがあります。

 

家電業界。私たちの生活の身近にあるOEM活用事例

私たちの生活に身近な業界でもOEMを活用する事例があります。
例えば、自動車や化粧品、家電業界でもOEMを活用した製品生産が増えています。

 
家電業界では、扇風機やスチームトースターで有名なバルミューダや、
無印良品もOEMを利用しています。

 
委託側は、設備の導入や人材育成、雇用など、
初期投資をかけずに本業で培ったブランド力や高いデザイン力といった
強みを活かして家電事業に参入、展開できるのがメリットです。

 
受託側は一方で、遊休設備の稼働や、設備の稼働率アップ、
年間を通じた生産の平準化のメリットが期待できます。

 
OEM家電が注目される背景には、ニーズ志向の広がりが挙げられます。
単機能でデザイン性が高いものなど、消費者のニーズ(需要)に応じた設計や開発は、
家電メーカーのシーズ志向の、性能追求の過剰品質とは対をなすものです。

 
単機能の分かりやすさ、使いやすさに加えて、デザイン性を重視する視点は、
異業種からの参入だからこそ生み出せた付加価値でもあります。

 

人材採用・育成や設備投資など、固定費を負担せずに製造できる

OEMは委託側(依頼する側)にも、受託側(受ける側)にもメリットがあります。

 
委託側のメリットは、設備の導入や人材育成、雇用など、初期投資をかけずに本業で培った
ブランド力や高いデザイン力といった強みを活かして異業種に参入、展開できることです。
 
 ・機械や設備への初期投資が不要
 ・原材料の仕入れや、機械設備の更新コストが不要
 ・技術者の採用や人材育成、採用にコストや労力が不要

 

 
OEMを使えば、社内にノウハウを持った人材や機械設備がなくても製品を生産できます。

 
また同業者でも、自社で溢れた生産を委託することで、
人材の追加雇用や設備の追加導入などの固定費が圧縮できます。

 
さらに商品の企画や販売手法といった自社のコアコンピタンス(他社に真似できない能力)は社内で、
それ以外の付加価値の低い業務はOEMを活用するといった内外製区分の判断が大切です。

 
内外製区分の判断を誤ると、
 ・コアコンピタンスが社内に蓄積できず、競争力が弱まっていく
 ・委託先が自社のノウハウ、コアコンピタンスを学び取り、競合企業となる
ことが想定できます。

 
OEMは活用次第で、委託側にも受託側にもメリットがあります。
委託側の得意な分野を活かして、足りない部分を他社と協力し合うことで、
単独では難しい、ビジネスチャンスが生まれます。

 

 
OEMと似た言葉にEMSがあります。
EMSは「Electronics Manufacturing Service」の略で、電子機器の製造を受託するサービス、
あるいはそれを請け負うメーカーのことです。
 

プリント基板の部品実装は安曇川電子工業へ

 
安曇川電子工業は、プリント基板の表面実装、手挿入部品のフロー半田、
ユニット組立を専門に行う会社です。

 
基板設計者の方が製図した基板の機能を維持しつつ、
量産時に不具合やコストアップを招かないよう変更提案を行うVA・VE提案が得意です。
また基板実装だけでなく、ユニット・制御機器のOEMメーカーとしての実績もあります。

  • 基板の生産コストを抑えたい
  • 試作段階でまずは1枚作りたい
  • OEM製品について知りたい

など、
 
プリント基板実装に関して25年の実績があり、高精度・高品質な製品と
技術ノウハウを提供する安曇川電子工業株式会社へぜひお問合せください。

 

 

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