オフィシャルブログ

異業種に学ぶ提案の本質|顧客自身も気づいていない「不便」解消を先回りする視点2026.05.21

こんにちは。アドガワエレクトロニクスの公式ブログへようこそ。

 

当社では、毎週異なる質問を朝礼のお題として取り上げています。これは、一緒に働く同僚の思考や価値観を知る大変良い機会となっています。今週の問いは、「周囲の人の目標実現を応援するために、どのように関わるか」です。

社内でのコミュニケーションはもちろん、お客さまとの商談やご提案においても同様ですが、私は問いに直面した際、曖昧な言葉を具体的な概念に言い換えたり、言葉(単語)に含まれる意味を分解して考えたりすることを意識し、習慣にしています。

 

 

今回の問いについて、滋賀県高島市内のリフォーム会社が取り組んだ事例を参考にして、私が思考を深めたプロセスと、そこから得た気づきを共有します。

 
 

3つの論点:顧客の需要に応える「関わり方」

 

今回の問いを、B2Bのビジネス視点に落とし込むにあたり、論点を次の3つに分解して整理しました。

お題(問いかけ)
周囲の人の目標実現を応援するために、どのように関わるか

 

1.「周囲の人」をお客さまと再定義する

まず、「周囲の人」という言葉を、日頃一緒に働く社内のメンバーだけでなく、「お客さま」も含めた広い概念として捉え直します。お客さまを対象とする場合、お客さまの「目標」とは、すなわち抱えられている課題や「需要(ニーズ)」に置き換えることができます。

そのうえで、この問いは「お客さまの需要に応えるために、私たちはどのように関わり、何ができるか」という本質的なテーマに昇華できます。

 

 

2. 顧客の「都合(潜在的ニーズ)」に寄り添った事例

お客さまの需要に応えるためのアプローチとして、滋賀県高島市内のリフォーム会社が取り組んだ事例が参考になります。

この会社は、築50年の木造戸建て住宅のフルリノベーションを終え、ゴールデンウィークに内覧会を開催しました。戸建て住宅やマンションを問わず、一般的な内覧会は日中に開催されますが、今回は「17時〜20時」の夜間に限定して開催されました。

 

 
日中ではなく、夜間に開催した理由

平日の日中に会社や外で働いている場合、私たちが自宅で過ごすのは主に夜間です。だからこそ、夜の住環境を体感してもらうことには合理的な理由があります。

 
夜間だからこそ確認できること

日中の明るい光の中では見えにくい、一日の疲れを癒やす間接照明の温かさや、春先の底冷えを防ぐ断熱性の高さといった「暮らしの現実」を体感できます。さらに、夜間の静粛性や周辺の状況など、実際に暮らす上で不可欠な要素を事前に確認できます。

 

 

昼間の見栄え(表面的なメリット)だけをアピールするのではなく、暮らしの現実に寄り添うこのアプローチは、顧客の「実際の生活実態(都合、需要)」を先回りして満たす極めて誠実な提案です。

 

3. 潜在的ニーズの先回り提案が生む、本当の「Win-Win」関係

この事例から、本当のWin-Win関係とは、互いが妥協や譲歩を重ねることで着地点を見つけるものではないと感じました。

本質的なWin-Winとは、相手の生活実感や業務実態に基づいた「隠れた需要」を先回りして満たし(解決し)、それによって自社への信頼と正当な利益を生み出す状態を指します。

 

 

顧客の本当のWinを起点にサービスや提案を設計すれば、契約後や納品後のミスマッチは確実に防ぐことができます。

 
 

業種を超えて共通する「真の需要」へのアプローチ

 

お客さまの「都合」とは、お客さま自身も気づいていないかもしれない「真の需要」そのものです。

リフォーム業と、当社の営む基板実装業では、扱う製品も業種も全く異なります。しかし、「顧客の潜在的な不便や要望を先回りして提案する」という視点の重要性は共通しています。

 

 

今回、地域企業の誠実な取り組みを通じて、私たちアドガワエレクトロニクスが「お客さまの需要に応えるために、どのように関わるべきか」を改めて考える機会になりました。

 


 

最後までお読みいただきありがとうございます。

私たちが教育研修や環境改善の発信を続けるのは、それらがすべて「お客様へお届けする製品の安定性」に直結すると考えているからです。一見、製造とは直接関係のないように見える日々の対話や5S活動のひとつひとつが不具合を防ぎ、納期を守り、そして付加価値の高い提案を生む土壌となります。

 

「モノづくりから、ものがたりへ」。お客様の大切な設計思想を形にするパートナーとして、私たちはこれからも現場の「人」と「技術」を磨き続けてまいります。実装に関するお悩みや、具体的な改善事例をお探しの方は、ぜひお気軽に「技術ハンドブック」のダウンロード、またはお問い合わせフォームよりご相談ください。

 

 
 

製品開発のスピードと品質を両立するための必携資料! アドガワエレクトロニクス「技術ハンドブック」ダウンロード

 

製品企画・設計に集中したいのに、こんな課題をお持ちではありませんか?

・試作から量産への移行でトラブルが多い
・委託先(基板実装会社)との意思疎通に時間がかかる

その結果、製造コストが膨らむ

 

アドガワエレクトロニクスがまとめた「技術ハンドブック」には、基板設計・実装におけるコストダウン事例や品質向上のノウハウを多数掲載。量産を前提とした試作の進め方や、VE提案による改善事例もご紹介しています。

 

技術ハンドブックには、

・量産時の失敗コスト削減
製品価値を高める改善提案のヒントを獲得
・基板実装 委託先選定の判断材料 といった実践的な事例を掲載しています。

 

技術ハンドブックを、製品開発の加速とコスト競争力強化に、ぜひお役立てください。ダウンロードは、⇒ 特設サイトから

 

 
 
 

プリント基板の表面実装・挿入実装、電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス|関西・近畿・滋賀

 

関西・近畿を拠点に、プリント基板・電子部品調達〜基板実装(表面実装〔SMT〕、挿入実装〔THT〕)、コーティング、エージング試験、電気機械器具組立までを一貫提案するアドガワエレクトロニクスです。

このブログでは、「モノづくりから、ものがたりへ」をコンセプトに、製造工程における「技術」と「人」にフォーカスします。品質教育やベテランから若手への技術承継、そして私たちの日常と社内文化をお届けします。

 
会社概要
https://www.adogawa.co.jp/company/

表面実装サービス紹介
https://www.adogawa.co.jp/mounting/serface/

最新記事一覧
https://www.adogawa.co.jp/blog

お問い合わせ
https://www.adogawa.co.jp/inquiry/

 
 

従業員満足(ES)が顧客満足(CS)を生む理由:当社の社内文化と日々の取り組み

 

当社の雰囲気、社内文化をより身近に感じていただけるよう、ソーシャルメディアでも日々の様子を発信しています。よろしければ、私たちの日常を少しだけ覗いてみてください。

ソーシャルメディア投稿ダイジェスト 一覧

 

 

 

日々の取り組みを取材し、発信していて強く感じるのは、「顧客満足(CS)」を語る前に、「従業員満足(ES)」が不可欠であるということです。

 

 

従業員が自分の仕事に誇りとやりがいを持って働いてはじめて、高品質な製品・サービスが生まれ、結果として顧客満足につながると確信しています。

 

 
ソーシャルメディア投稿ダイジェスト 一覧

 

 
 

お知らせ

keyboard_arrow_up
ページ上部へ

〒520-1217 滋賀県高島市安曇川町田中2668
TEL:0740-32-3333 FAX:0740-32-2355

メールマガジン登録案内