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こんにちは。アドガワエレクトロニクスの公式ブログへようこそ。
基板実装やユニット組立を外部へ委託する際、導入設備や認証取得などのカタログスペックだけでは見えない「現場の規律」や「品質への向き合い方」に、不安を感じることはないでしょうか。
アドガワエレクトロニクスでは、製品の品質は最新の設備だけで決まるわけではなく、それを操る「人」の教育と、日々の改善活動の積み重ねによって担保されると考えています。現場の規律が形骸化すれば、どれほど優れた設備も本来の性能を発揮できず、結果としてお客様の管理コスト(不具合対応や納期調整の工数)を増大させてしまいます。
本記事では、2026年3月後半のSNS発信を通じ、私たちが日々どのような意識で製造現場を動かしているのか、その舞台裏をダイジェストでお届けします。今回のダイジェストでは、以下の具体的な取り組みをピックアップしました。
技術の標準化:
職人技に頼らず品質を安定させる「基板コーティング用カーブノズル」の活用
社会的責任の完遂:
地域と連携した交通安全活動による「優秀安全運転事業所・銀賞」の受賞
組織文化の醸成:
経営理念を個人の成長に紐付ける「言語化」のプロセス
これらの活動は一見、製造とは直接関係がないように見えるかもしれません。しかし、道具を工夫し、ルールを遵守し、周囲に感謝する姿勢こそが、不具合を未然に防ぐ「誠実なモノづくり」の土壌となります。
貴社のパートナーとして相応しい信頼に足る現場かどうか、私たちの日常からその一端を感じていただければ幸いです。

目次
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月17日
当社はプリント配線板(PWB)への電子部品実装を主事業にしています。当社に仕事を依頼いただく段階や理由は、新しい製品を立ち上げる段階であったり、既存製品の需要急増による生産分を委託するためであったり。また時に、既存の製造委託先と意思疎通できないためといった理由で、当社に転注いただくことがあります。


依頼先と委託先が「意思疎通できない」とはどのような状況か。たとえばお客様の「管理コスト(言葉にならない不満)」が増えることも意思疎通ができていないことの一つです。不具合のたびにお客様に足を運ばせていないか、データ不備(提出期限超過、記載漏れ)で、お客様の仕事を止めていないか。
製造業界において、品質安定・コスト・納期・安全/サービス(QCDS)の追求はもはや前提条件で、それだけで他社と差別化を図ることは困難です。当社は、従来のモノづくりの視点に、お客様の「工数削減」「(中核事業に充てる)時間創出」という利点を追加(訴求)することで、他社との差別化を明確にします。


以下のブログでは、当社が滋賀県に構える一拠点・一貫生産体制が、いかにお客様の「言葉にならない不満」を削減し、中核事業の成長に不可欠な「時間」を創出するのか。その仕組みとメリットを解説します。
・提供するのは「製品」に留まらない「時間と安心」。アドガワエレクトロニクスの新たな価値定義
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月18日
春分の日(20日)を前に気温が上がり、過ごしやすい日和が続きます。通勤途中の梅も開花が進んで、間もなく見ごろを迎えそうです。
みなさんは、1本の梅の木に紅白の花が同時に咲いているのをご覧になったことはありますか? 紅白の花が同じ木に咲くことを、「源平咲き」(咲き分け)といいます。源平合戦(平安時代)のときに、源氏が白旗を、平氏が赤旗を掲げていたことから、この2色の花が入り乱れて咲く様子を、当時の合戦になぞらえているのだそう。
源平咲きは梅だけでなく、桃や椿、ツツジにも見られます。
源平咲きの梅の木を昨年、隣街で見つけました。紅白の咲き分けが今から楽しみです。


基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月18日
ぺんてる株式会社が2026年4月1日付で、法人名をアストラム株式会社に変更します。「ぺんてる」といえば、ボールペンやサインペン、シャープペンシル芯などの文具事務用品の製造・販売の印象があります。パソコンが主となった今もノートやペンを身近に置き、その1本には「ぺんてるサインペン」があります。

「サインペン」(1963年に誕生)は、ぺんてる株式会社(発売当時の社名は大日本文具株式会社)が名付けた固有名詞ですが、現在は一般名詞化しています。
サインペンは、ジョンソン米大統領の手に渡ったことから話題に。NASAは「ジェミニ計画」に使用する公式スペースペンとして採用(1965年、1966年)し、ジェミニ宇宙船にも持ち込まれました。毛細管現象を利用したサインペンは、無重力空間でもインク漏れせずに書けるためです。
事業部の紹介を見ると、文具事業のほかに機設部や電子機器部があります。「自社製品は自社製設備で」を指針に、生産ラインの自動化を進めて、生産性の向上、事業部間の相乗(シナジー)効果を図っています。なお、「ぺんてる(Pentel)」は事業ブランドとして、これまで通り展開するそうです。

基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月19日
晴れ、曇り、雨、晴れと、今日の空模様は移り気です。高気圧と低気圧が日本付近を交互に通る春は、天気の変化が早いもの。今日の空模様は、春が近づいている証でしょうか。
春の彼岸は、春分の日を中日とした前後の3日間。春分の日は今年、3月20日。春の彼岸は17日〜23日までです。暑さ寒さも彼岸まで。余寒ともそろそろお別れです。
毎年よ彼岸の入りに寒いのは
正岡子規


基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月19日
優秀安全運転事業所表彰(銀賞)を受賞しました。同表彰は、事業所ぐるみの交通安全を称えるもので、活動に応じて各期、金賞、銀賞、銅賞が授与されます。

従業員のなかには、高島市で子育てをするものも多く、通学路での旗振り運動や子どもたちの目に触れる機会が多い看板コンクールには、常に自分ごとの活動として参加する姿があります。
また、自転車通勤者にも滋賀県警を講師に招いた交通安全指導を実施し、事業所内にとどまらず行政や地域社会と手を取り合って交通安全活動に取り組んでいます。こうした地域コミュニティの安全性を高める活動は、当社が掲げるSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」の実現に直結します。
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月23日
プリント基板の(防湿、防塵、絶縁などを目的にした)コーティングにおいて写真のような「カーブ(曲げ)ノズル」の用途と役割を3つ紹介します。


(1)背高部品の根本や隙間へのアプローチ:
部品の裏側や部品同士の狭い隙間へカーブノズルを斜めから潜り込ませ、確実な防湿・絶縁被膜を形成します。

(2)コーティング樹脂の境界線コントロール:
コネクタ付近をはじめ、毛細管現象によるコーティング樹脂の這い上がりを、樹脂を塗布する方向と量を管理することで抑制します。

(3)作業の標準化と脱属人化:
コーティング樹脂が届きにくい箇所(角度)への塗布は「作業者の手首の捻り(職人技)」に依存するのではなく、用途に応じたカーブノズルを装着するという「物理的な仕組み」で解決します。
これにより、作業者を問わず一定の品質水準を担保できます。カーブノズルは、電子部品が入り組んだ実装基板に対してコーティング塗布の品質と直行率を向上させる不可欠なツールです。刷毛によるコーティング樹脂のタッチアップ(塗り足し)の必要性を減らし、品質を組織的に標準化する重要な役割を担っています。

基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月24日
経営理念や経営ビジョンを意識して仕事をするためにはどのような行動を心がけたいかという問いかけをされました。経営理念や経営ビジョンを形骸化させず、日々の仕事に活かすためには、それらを単に受け入れるのではなく、「自分の価値観と照らし合わせて問い直す」過程を大切にしたいです。



現状を問い直しながら仕事をすることが、考える力を鍛える訓練になります。
一年間にわたって行われた社内勉強会の報告会が昨日ありました。その報告会の場で実感した人がいるかも知れませんが、自分の考えや感じたことを文章やスピーチで表現できることは大きな達成感や満足感につながります。

この過程を繰り返すことで、単に「うまく書けた・話せた」という技術的な成功体験を超え、「自分の考えが他者に伝わり、理解された」という深い自己肯定感が育まれます。それが仕事への揺るぎない自信となり、次なる成長に向けた持続的な学習意欲を引き出す好循環を生み出します。


経営理念や経営ビジョンを意識して仕事をするためには、今ある経営理念や経営ビジョンに対して、単に読み流す、聞き流すだけでなく、これはどういう意図なのか、自分の考えとどこが同じで、どこが違うのかと問い直すことを大切にしたいです。

基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月25日
必要な明るさ(照度)は、用途によって異なります。事務所や会議室、工場の製造ライン(作業面)なら500lx(ルクス)程度です。
当社が担うプリント基板への電子部品実装は精密作業場に該当するため、製造ラインには750lxか、あるいは目視検査ならさらに高い1000lx以上の照度が推奨されます。



500lxがどれほどの明るさか、身近な場所(用途)と比較してみます。スーパーの生鮮食品売り場(作業面)の明るさは1000lx、書店は700lx、マンションの共用廊下(床面)は20lxです。


また、月明かり(満月)は約0.25lx。0.25lxは、およそ20m先に置いた100ワットの白熱電球に照らされる明るさです。

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3月26日
半導体式ガスセンサは、酸化スズなどの金属酸化物表面に大気中の酸素や水分が吸着することで、電気抵抗の安定(平衡状態)を保っています。端数となった半導体式ガスセンサの保管においては、センサの品質を維持するためにアルミ袋に入れて密封することが前提です。

(1)清浄な空気下での封入
シリコンや接着剤、油分などの汚染源がない環境で梱包すること
(2)密閉性の確保
外部からのニオイ移りを防ぐため、アルミ蒸着袋などの気密性の高い資材で封入
(3)適正な温湿度の維持
特段の乾燥は不要であり、常温かつ急激な結露が発生しない環境で保管
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
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3月26日
当社工場の外装は、窯業系サイディングの鏡面仕上げです。コーポレートカラーの壁面には広がる空が映り込みます。春先に咲くミモザ(アカシア)の、鮮やかなレモンイエローとの対比が美しいです。

ミモザは、季節が流れるとシルバーリーフ(銀色がかった葉)をまとい、四季折々の色彩を見せます。切り花やリース、スワッグ(束ねて壁に吊るすインテリアアイテム)として人気が高い花です。
剪定した際には従業員へ配布し、自宅で楽しむインテリアとして大変喜ばれました。撮影中も春風に乗って心地よい香りが漂います。

花言葉には「思いやり」や「感謝」があります。

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3月28日
辛夷(こぶし)の花が咲き、田打ち桜として農作業(田打ち)の始まりを告げる季節。通勤途中の田園に見えるオレンジ色のトラクターは、変わらない春の風物詩です。
しかし、そのトラクターは、熟練農家の「勘」と「経験」で操るものから、熟練農家と同じ「眼(センサー、カメラ)」と「頭脳(半導体、AI技術)」を備えた「自動化・無人化」に向けて劇的な進化を遂げています。

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3月28日
前職で、自分の知識不足と考えの甘さから苦情を招き、仕事と信頼の両方を失う経験をしました。当時の悔しさと恥ずかしさは、今でも鮮明に記憶に残っています。

真摯にお客さまと向き合っている「つもり」でも、自分の仕事がお客さまの要求レベル、期待に達していなければ、その「底の浅さ」は見透かされます。


たとえ手を抜いていなくても、準備(自覚)が足りなければ、それは結果として誠実さを欠く行為と同じになってしまいます。

当社のような製造業において、従業員の自覚の差が顕著に表れるひとつが、社内の当たり前がお客さまの目に触れる工場見学や視察の場面です。


現場で作業指導表通りに動いていたとしても、「なぜその手順なのか?」という根拠を問われ、従業員が答えに窮する場面があります。

決まりを守ることは品質を担保し、信頼を得るための「最低条件」です。決まりの背後にある目的を理解し、期待を上回る価値を提供することで初めて信頼が得られます。

重要なのは、至らなさに直面した後の振る舞いです。自分の至らない点に気がついて、そのたびに学んでいれば、いつのまにか人よりも秀でたところができます。

そのちょっとした「気づき」と「行動」の積み重ねがその人をつくり、信頼につながるのだと思います。失敗から学ぶことがいくつもあります。

基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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3月31日
アドガワエレクトロニクスでは、現場の安全を第一に考える安全衛生委員会(安全委員会、衛生委員会を統合)を毎月開いています。


法律だから、というだけでなく、委員会は現場から上がる「もっとこうしたい」という声を大切にする場です。従業員の安全を守ることは、丁寧なものづくりへの第一歩です。


安全への取り組みは、社内活動に留まらず、地域にも広がります。例えば、高島市内の企業が作る交通安全の看板。私たちが描いた看板が、年間86万人が訪れる「道の駅 藤樹の里あどがわ」に1年間掲示されます。


同施設は、地域の皆さんをはじめ、京阪神から来社される取引先の方々も訪れる場所です。
また、この時期は「日本のさくら名所100選」にも数えられる海津大崎の桜が見頃を迎えます。美しい景観を求める人々で例年、街は一層の活気を見せます。海津大崎までは約22kmの道のり。安全運転で、美しい滋賀の春を楽しみましょう。

海津大崎の桜は、4月4日に満開です。
<こちらの記事もぜひご覧ください>
地域の子どもたちとの交流プログラム「こどなBASE(しがのおしごとずかん)」(主催:滋賀県SDGs事業 こどなBASE運営事務局)が2025年12月、高島市で開催されました。初参加の当社が、イベント参加にあたって掲げたテーマは、「見えない技術を、見えるやりがいに」です。
・【活動報告】地域のこどもたちと「仕事の役割」を考える:こどなBASE 参加レポート
滋賀県主催「こどなBASE(しがのおしごとずかん)」に参加したアドガワエレクトロニクスの活動レポート。おもちゃの分解やプリント基板の通電体験を通じ、子どもたちに「技術のやりがい」をどう伝えたか? 低学年・高学年別の反応や、専門用語を噛み砕く「情報の翻訳」など。CSR・SDGsに留まらない、社内エンゲージメント向上と地域連携の成果を報告します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちが教育研修や環境改善の発信を続けるのは、それらがすべて「お客様へお届けする製品の安定性」に直結すると考えているからです。一見、製造とは直接関係のないように見える日々の対話や5S活動のひとつひとつが不具合を防ぎ、納期を守り、そして付加価値の高い提案を生む土壌となります。
「モノづくりから、ものがたりへ」。お客様の大切な設計思想を形にするパートナーとして、私たちはこれからも現場の「人」と「技術」を磨き続けてまいります。実装に関するお悩みや、具体的な改善事例をお探しの方は、ぜひお気軽に「技術ハンドブック」のダウンロード、またはお問い合わせフォームよりご相談ください。
・試作から量産への移行でトラブルが多い
・委託先(基板実装会社)との意思疎通に時間がかかる
その結果、製造コストが膨らむ
アドガワエレクトロニクスがまとめた「技術ハンドブック」には、基板設計・実装におけるコストダウン事例や品質向上のノウハウを多数掲載。量産を前提とした試作の進め方や、VE提案による改善事例もご紹介しています。
・量産時の失敗コストを削減
・製品価値を高める改善提案のヒントを獲得
・基板実装 委託先選定の判断材料 といった実践的な事例を掲載しています。
技術ハンドブックを、製品開発の加速とコスト競争力強化に、ぜひお役立てください。ダウンロードは、⇒ 特設サイトから
関西・近畿を拠点に、プリント基板・電子部品調達〜基板実装(表面実装〔SMT〕、挿入実装〔THT〕)、コーティング、エージング試験、電気機械器具組立までを一貫提案するアドガワエレクトロニクスです。
このブログでは、「モノづくりから、ものがたりへ」をコンセプトに、製造工程における「技術」と「人」にフォーカスします。品質教育やベテランから若手への技術承継、そして私たちの日常と社内文化をお届けします。
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当社の雰囲気、社内文化をより身近に感じていただけるよう、ソーシャルメディアでも日々の様子を発信しています。よろしければ、私たちの日常を少しだけ覗いてみてください。
日々の取り組みを取材し、発信していて強く感じるのは、「顧客満足(CS)」を語る前に、「従業員満足(ES)」が不可欠であるということです。

従業員が自分の仕事に誇りとやりがいを持って働いてはじめて、高品質な製品・サービスが生まれ、結果として顧客満足につながると確信しています。
