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取り組みを発信する目的、記録する利点。情報発信を、約600日間続けてきたことを振り返る2025.08.08

こんにちは。アドガワエレクトロニクス(旧:安曇川電子工業)です。ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

 
ブログ(オウンドメディア)やSNSなど、情報発信の手段はたくさんあります。なにから始めようかと手段を先に考えるのではなく、当社はまず、当社の問題と情報発信で成し遂げたいことを整理しました。

 
たとえば
事業内容が地元でも知られていないので、まずは従業員の家族やその友人に知ってほしい

 

 

 
 
若年層との接点がなく採用に苦心している。働く姿が想像できるように写真で発信して、関心をもってもらいたい

 

 
 
見込み顧客との接点をつくって、営業支援につなげたいなど

 

 
 

問題と成し遂げたいことを社内に明文化すれば、情報発信への理解、協力が得やすくなる

 
問題と成し遂げたいことを明文化して社内で共有すれば、2、3か月といった短期間で成果がでなくても、社内の情報発信への理解、協力が得やすくなります。さらに、問題と成し遂げたいことを明文化することで、情報を発信、ウェブサイトやSNSを運用する従業員は、誰にどんな情報を届けたいかが設定しやすく、情報発信のための題材を、当初の目的からブレることなく取材できます。

 

 
当社は、問題と成し遂げたいことを洗い出し、社内に明文化したうえで、情報を発信するための手段やコミュニケーションの内容を検討しました。設定した手段やターゲットが最適かどうかは、最初から正解を求めるのではなく、情報を発信しながら見直していけばよいと考えています。

 
この記事では、情報をブログやSNSを介して社内外に発信する当社の目的とともに、情報発信を2023年から約600日間(約30か月×ひと月の稼働日数を20日と算出)続けてきて感じる、情報を発信し続けること、記録する(残す)ことの利点を紹介します。

 

 
 

ひとつの情報は、ひとつの目的をもつ人に。ひとつの発信が全ての人に届くことはない

 
情報発信で成し遂げたいことのひとつは、顧客や取引先、従業員やその家族といった利害関係者(ステークホルダー)に当社の取り組み、社内文化を知ってもらうことです。当社の取り組みや社内文化を知ってもらい、関心をもってもらった先には、既存顧客からの信頼獲得、見込み顧客との接点創出・新規取引の開始、また求人応募数の増加など、実現したいことがあります。

 

 

 

 
ただ、発信する一つひとつの情報が、全ての立場の人に届くことはありません。ひとつの情報は、ひとつの目的をもつ人に届けるつもりで発信しています。

 
たとえば、
顧客から安心して仕事を任せてもらうために、品質管理の取り組みを、

 

 
 
地域の理解や協力を得るために、仕事内容や従業員が働く姿を、

 

 
 
求職中の人に、入社後のミスマッチが起きないように社内文化を発信するなど

 

 

 
 

他社が面倒くさいと感じることを続けてこそ、他社との間に差が生まれ、それが自社の強みになる

 
今の時代は誰もが発信者になれますが、発信を続けることは難しいです。当社がブログやSNSを介して社内外に発信する品質教育やQC(品質管理)パトロール、5S活動の社内イベントなどは、同業他社でも取り組まれていることであって、奇をてらった内容ではありません。ただ、情報発信を続けることで、顧客が当社の意思や能力に対して仕事を任せてもよい、または、求職者が当社で働きたいという将来的な安心感の醸成につながると考えます。

 

 

 
他社が面倒くさいと感じることを続けてこそ、自社と他社の間に差が生まれます。情報発信を続けることは、当社が社会にどんな価値を提供したいと考え、従業員がそのためにどんな行動をしているかを証明することです。口先だけで要領を得ないことを言ったり、言葉を重ねて誤魔化したりしていないか —。

 
情報発信を続ければ続けるほど、そういった自身の、自社の、他人や他社に見せたくない姿があらわになります。そこから目を背けずに、自覚して情報を発信し続けられるかどうか。その差が、他社が真似できない自社の強みになります。もちろん、当社が面倒くさいと避けてきたことを、他社が継続してきた結果、生まれた差もあります。

 

 
会社の売上は、過去の言動や実績を評価して、客観的な観点から信じてもらえた結果であり、また会社の意思や能力に対して将来的な安心感や確信をもって仕事を任せてもらえた結果です。売上は、信用、信頼のもとに成り立っています。外部環境に左右されることはありますが、それだけではありません。

 
 

顧客にとっての価値、満足度を語る前に、従業員にとっての価値、満足度、喜びはなにか

 
ブログやSNSは、自社の考えや取り組みを、顧客や取引先、従業員やその家族を含めた利害関係者に届ける重要な手段です。当社のような企業間取引を主とするB2B(BtoB)企業は、個人消費者を対象にするB2C(BtoC)企業に比べて隙間(ニッチ)な仕事が多く、発信する情報が、届けたい人や企業に届きにくいこともあります。一方で、届けたい情報が届かない、届きにくいのは、そもそも情報を発信していない、発信してこなかったことが要因です。

 

 
情報発信を2023年から約600日間続けるなかで、他社のウェブサイトやSNS運用者から、情報発信の姿勢や発信する情報の題材集めについて、自社の情報発信の考え方や取り組み方の参考にしたいとお声がけいただくことがあります。

 

 
他社にとっての情報発信の正解は別にして、当社は顧客にとっての価値、満足度の向上を語る前に、まず従業員にとっての価値、満足度、喜びはなにかと問うことが大切だと考えています。従業員が自分の仕事にやりがいと誇りをもって働けることが、顧客に提供する製品・サービスの品質向上につながり、顧客満足度につながると捉えています。

 
 

家族や友人との会話で自社が話題に。そんなささいなことから仕事への誇りが生まれる

 
地元、安曇川(あどがわ)中学生の職場体験を毎年受け入れています。5日間の職場体験を終えると、学校で壁紙新聞を作るそうです。新聞をつくるときになにを思い浮かべるでしょうか。体験した仕事はもちろんですが、それよりもおそらく、出退勤時にすれ違う従業員の表情、同じフロアで働く従業員の雰囲気だと思います。

 

 
職場体験の様子を夕食時に家族と話すそうで、話題は社内の様子、つまり働くひとの雰囲気だそうです。職場体験に訪れた中学生が当社の従業員を見たときに、自分もいっしょに働きたいと思ってもらえるでしょうか。顧客にとっての価値、満足度の向上を語る前に、従業員にとっての価値、満足度、喜びはなにかと問うことが大切です。それが長い目で見れば、顧客にとっての当社の価値になり、顧客の満足度につながります。

 

 
当社は、教育研修や品質の向上・維持に向けた取り組み、労働環境の整備、5S活動などを、ブログやSNSを介して積極的に発信しています。

 
情報発信の目的が、既存顧客からの信頼獲得、見込み顧客との接点創出・新規取引の開始、また求人応募数の増加など、企業の認知向上や信頼を高めるためとはいいながらも、従業員が家族や友人との会話で、自分が働くアドガワエレクトロニクスの取り組みを話題にされるといった方が良いような気もします。そんな、身近でささいなことから、自分の仕事への誇りが生まれたり、やる気につながったりします。

 

 

 
 
 
 

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基板の製造、量産時の組付けや検査工程の改善 、コーティング(防湿処理)のご相談も、関西、近畿圏はもちろん、全国各地からお受けします。

 
プリント基板実装に関して38年(1987年〜)の実績があります。高精度・高品質な製品と技術ノウハウを提供するアドガワエレクトロニクスへぜひお問合せください。

 
 

 
 

 
 
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