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こんにちは。アドガワエレクトロニクス(旧:安曇川電子工業)です。ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
造りすぎのムダや手待ちのムダなど、「製造現場での7つのムダ」は日頃から意識することです。一方で、「事技系職場での7つのムダ」は、製造現場での7つのムダほど意識されていません。この記事では、事技系職場での7つのムダを確認するとともに、改善やムダ取りから発生する「製造現場 VS. 事技系職場」という対立構図を避けるための方法を紹介します。
目次
「トヨタの○○」というように、トヨタ自動車株式会社の生産方式、カイゼン(改善)といった仕事の仕方は何冊も本になっています。当社の図書室にも数冊、「トヨタの○○」が並んでいます。なかでも「製造現場での7つのムダ」は浸透しており、日頃から意識することです。
▼ 製造現場での7つのムダ
1. 造りすぎのムダ
(1)売上につながらない物を造ると経営を圧迫する
(2)物が増えると、物を管理するための新たなムダが発生する
(3)必要以上に物があると、いろんなムダや異常を隠してしまい、改善を妨げる
2. 手待ちのムダ
3. 運搬のムダ
4. 加工そのもののムダ
5. 在庫のムダ
6. 動作のムダ
7. 不良品、手直しのムダ
一方で、同じムダでも「事技系職場での7つのムダ」は、「製造現場での7つのムダ」ほど職場には浸透していません。事技系職場は、事務職と技術職を合わせた、主に間接部門(バックオフィス)や管理部門を指す言葉です。
▼ 事技系職場での7つのムダ
1. 会議のムダ
「決まらない会議」「決めない人も出席する会議」を開催していないか?
2. 根回しのムダ
自分の“安心”のために、“全員”に事前回りをしていないか?
3. 資料のムダ
報告のためだけに資料を作っていないか?
A4、A3、一枚以上の資料を準備していないか?
4. 調整のムダ
実務で調整していても進まない案件を、「頑張って」調整しようとしていないか? そういった案件は、すぐに上位に相談
5. 上司のプライドのムダ
自分(上司)に報告がなかったという理由で、「私は聞いていない」と言っていないか? 上司がこう言うと、「2. 根回しのムダ」「3. 資料のムダ」が発生する。情報は、上司自ら取りに行く
6. マンネリのムダ
「今までやっているから」という理由だけで、続けている業務はないか?
7. 「ごっこ」のムダ
事前に練ったシナリオどおりの“シャンシャン”会議をしていないか?
決めようとせず、その周辺ばかりをつつくことで議論した気になっていないか?
事務職や技術職といった間接部門は、会社の売上に直接つながりにくいものの、会社の運営にあたって欠かせない重要な役割を果たします。ただ、これら事技系職場でのムダ取りは、生産台数や売上など、定量的な目標が設定される製造現場でのムダ取りほど意識されておらず、浸透していないのが実情です。
製造現場では、効率、改善と結果(数字)を日々求めているのに対して、事技系職場の仕事に、製造現場に説明できる、納得させられるようなムダ取り、改善が見えないと、現場従業員の士気、効率は一向に上がりません。
製造現場には効率、改善を求めておいて、事技系職場には改善が見えない……。そんな状況が続くと、社内に製造現場と事技系職場の対立(製造現場 VS. 事技系職場)の構図が生まれてしまいます。いずれ、製造現場の間でも、事技系職場の間でも競い合って、また、自分たちの権限や利害にこだわり、職域を守るため(これ以上、仕事を増やさないため)排他主義(セクショナリズム)的な考え方が広がるかも知れません。
製造現場と事技系職場の対立(製造現場 VS. 事技系職場)の構図、または部門間の排他主義という構図ではなく、ある問題・ムダに対してどう協力して向き合うか(「問題・ムダ」VS.「製造現場 & 事技系職場」)という構図を意識したいです。
共に、ある問題・ムダに向き合うためにも、向かう先を共有し、各々が問題・ムダに向き合うために求められる役割(問題を解決し、ムダを取り除くために自分が求められる役割、役に立てること)を明確にすることが大切です。
現場間、職場間で対立構図が生まれる原因の大半は、会社のビジョンが共有されていないと共に、そのビジョンに向かうにあたって自分がどのような役割を求められているか、または、どの分野で貢献できるかを自覚し、宣言していないがために起こることです。会社のビジョンが曖昧で、自分の役割がわからなければ、目標が思いつかず、決断、行動もできません。
会社のビジョンと自分の役割を明確にしたうえで、問題・ムダに対してどう協力して向き合うか(「問題・ムダ」VS.「製造現場 & 事技系職場」)という構図を意識したいです。
アドガワエレクトロニクスです。プリント基板・部品調達〜基板実装、電気機械器具組立まで、関西・近畿一拠点で一貫生産体制を整えています。製造工程を当社にお任せいただくことで、お客さまの有限資源(ヒト、モノ、カネ、トキ)を、企画や開発、設計などの中核能力に集中していただけます。
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