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こんにちは!アドガワエレクトロニクス公式ブログへようこそ。
多くの企業が悩む「組織の壁」や「従業員の当事者意識の希薄化」。貴社では、現場の力を最大限に引き出す仕組みをお探しではありませんか?
当社アドガワエレクトロニクスでは、全従業員が能動的に関わる「現場主導のボトムアップ活動」を推進し、組織力の飛躍を目指しています。活動開始から半年が経過し、先日実施された中間発表会では、心理的安全性の確保や「言語化」の徹底を通じた、従業員の劇的な成長と部門間の「共創」の文化が明確に見えてきました。
本記事では、中間発表会の詳細レポートを通じ、組織を強くする具体的な人材育成の秘訣と、当社がどのように「同じ方向を見つめる」チームワークを育んでいるのかをご紹介します。ぜひ、貴社の組織活性化のヒントとしてご覧ください。
目次
アドガワエレクトロニクスでは、現場の力を最大限に引き出し、組織全体の活性化を目指す「ボトムアップ活動(小集団改善活動)」を2025年4月より推進しています。活動開始から半年が経過した10月末には中間発表会を実施しました。

アドガワエレクトロニクスが2026年3月末まで継続するこのボトムアップ活動は、「現場主導での問題発見と職場改善」が目的です。
10月末の中間発表会では、参加チームの取り組み姿勢が印象的でした。発表前後の表情の変化は、活動への熱量の証です。
準備に真摯に向き合ったからこその「成果を出したい」という強い想い。


達成感と、発表を聞きに集まった従業員の間に自分たちの思いや活動が共有されたことによる安堵感(ポジティブなフィードバック)。

この真剣な取り組みこそが、日々の業務における「当事者意識」を高めます。結果として、職場環境の改善と製品品質の向上という具体的な成果に直結しています。
部門やグループ内だけで活動を完結させる「タコツボ化」は、活動の推進力と参加する従業員のモチベーションを低下させる大きな要因です。アドガワエレクトロニクスでは、この課題を克服し、全社的な成果につなげるための仕組みを構築しています。
活動の「事前」「実施中」「事後」の過程を社内に「見える化」することで、社内からの視線(緊張感)と評価(期待感)が生まれ、当事者のモチベーションを高めます。

口頭だけでなく、文字や写真で報告・共有することで、活動の記録を全社的な財産として蓄積しています。
グループ内で活発な意見交換が生まれ、アイデア実現に向けた推進力が加速します。
より高い成果を目指す部門やグループには、「心理的安全性」の高い職場が不可欠です。心理的安全性の高さは、優しく接すればよい、否定せず傾聴することだけではありません。
心理的安全性の高い職場は、こういったゆるい職場ではなく、意見を素直に交わしても、人格否定につながったり、仲が悪くなったりしない職場です。

心理的安全性の高い職場は、切磋琢磨できる職場です。声をあげても働きにくくなる不安がなくなれば、正直な対話が生まれます。部署を越えた情報交換が円滑になり、互いの部署の課題や失敗の情報も集まりやすく、問題解決力が高まります。個人や組織は失敗から学べるため、能力開発においても有用です。
心理的安全性の高い職場では、「苦手なことがあっても大丈夫」という安心感が生まれます。メンバーの得意な部分で互いの弱みや苦手を補い合う関係が築かれ、補完し合う関係性が構築されます。


チームの目的遂行への勢いが増し、メンバーの安心感と信頼感が高まります。
このボトムアップ活動は、単なる職場改善にとどまらず、従業員一人ひとりの「考える力」と「伝える力」を鍛える人材育成の場にもなっています。

現場実践型のアクティブラーニングを推進しています。従来の講義型研修に加え、若手社員研修やボトムアップ活動では、グループ討論を取り入れ、製造現場で毎回、講義で学んだ内容、グループ討論で気づいたことを実践しています。

グループ討論や体験を通した学習、他者への教育といったアクティブラーニングは、講義などの受動的学習よりも学習定着率が高いとされています。(米国国立訓練研究所)

体験を通じた学習は、受動的学習よりも学習定着率が高くなります。
発表会や報告の場では、「伝えたい中身がない」「伝えたいことを詰めきれていない」といった事態に直面することがあります。言語化するうえで大切なのが、何を伝えたいのかを突き詰めて考えることです。

たとえば、ボトムアップ活動の目的に「企業理念の浸透」「社内風土の改善」「健全度アップ」といった曖昧な表現が頻出しますが、これでは何も伝わりません。曖昧な表現に逃げることで、伝えるべき目的の核心が誤魔化されてしまうのです。

中身がないまま“それっぽい”言葉で取り繕っても、薄っぺらい言葉にしか聞こえません。
発表会や報告書作成を通じて、「企業理念の浸透」「社内風土の改善」のような曖昧な表現を避け、「何を伝えたいのか」という核心を突き詰めることを徹底します。

曖昧な表現や考えに疑問をぶつけ、平易で具体的な言葉への言い換えを繰り返します。繰り返すうちに、伝えたいことの核心を理解し、実態を伴った言語化につながります。その結果、従業員との、従業員間での目的共有が可能となります。

「言葉が貧しいと、思考(考え)も貧しくなる」という言葉の通り、活動の核心を捉えるためには言語化の力が不可欠です。
今回のボトムアップ活動と中間発表は、アドガワエレクトロニクスに新鮮さと楽しさをもたらしています。それは、発表中に社長が発表者の言葉を一言も聞き逃すまいと真剣にメモを取る姿からも感じ取れます。社長の発表者に向き合う姿勢は、活動への期待と信頼の証です。


従業員一人ひとりが「現場主導での問題発見と職場改善」という同じ方向を見つめ、互いの得意分野を発見しながら行動する「共創」の文化が、アドガワエレクトロニクス社内に根付き始めたようにも見えます。
グループ内のコミュニケーションにおいては、互いに向き合って話すことだけでなく、今回のボトムアップ活動のように「同じ方向を見つめて活動すること」が、より深くひとつになるために大切です。『夜間飛行』『星の王子さま』のサン=テグジュペリは、「愛する ― それは互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめること」という言葉を残しています。

当社のボトムアップ活動は、現場改善の成果だけでなく、従業員の主体的成長と相互信頼に基づく組織風土の醸成という、長期的な資産を築いています。この活動は社内の関係性を強化し、持続的な成長と働きがいの向上に不可欠な基盤です。



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