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こんにちは。アドガワエレクトロニクスの公式ブログへようこそ。
基板実装やユニット組立の委託先を選定する際、設備一覧やISO認証といった「数値化できる指標」だけでは測れないものがあります。それは、トラブルを未然に防ぎ、効率を最大化させるための「現場の思考プロセスの深さ」です。
本記事では、7月前半にソーシャルメディアで発信した改善活動や品質教育、マネジメントの視点をダイジェスト形式でまとめました。単なる作業の記録ではなく、私たちが何を考え、どのように品質の維持・向上へ取り組んでいるのか、その舞台裏をご紹介します。

目次
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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7月1日
プリント基板の電気検査で発生した「ショート(短絡)NG」。ピンセットで異物を取り除けば済む、個別の事象でしょうか。それとも、製造プロセス全体に潜むリスクを知らせる「氷山の一角」でしょうか。

画像中央の隣接する2つのICリード(ピン)の間に、金属光沢を持つ一片が付着し、物理的に繋がっている様子が視認できます。電気検査の結果から、この物質が導電性異物として機能し、ピン間を短絡(ショート)させたことは確定しています。
ただ、この画像だけでは、付着した異物の材質(はんだ、スズウィスカ、リード線の削りカスなど)、および付着した具体的な工程(実装時、搬送時など)は特定できません。

一方で、4M(人・機械・材料・方法)、3H(変化点:初めて・変更・久しぶり)の視点で筋道立てて真因を探ると見えるものがあります。


個別のNGを、「処理すれば済む」と捉えるか、あるいは「プロセス改善の端緒」と捉えるか。

小さなNGを変化点の予兆として捉え、論理的な検証を積み重ねること。局所的な手直しで満足せず、発生原因を深掘りし続けること。この積み重ねこそが、安定した品質、お客様からの信頼を支えます。

・品質保証レベルを左右する認識の差異。電気検査のショートを「プロセス改善の端緒」と捉える
プリント基板の電気検査で発生したショート(短絡)不良。単なる異物付着による手直しで終わらせず、IPC-A-610の基準と4M(人・機械・材料・方法)、3H(変化点:初めて・変更・久しぶり)分析を用いて根本原因を特定し、組織の品質保証レベルを一段階引き上げるための実践的アプローチを解説します。
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7月6日
雨には、春雨や五月雨、梅雨など、降り方や季節に応じた美しい呼び名があります。七夕が近づくこの時期の雨にも、物語を秘めた呼び名があります。たとえば、七夕の前日である7月6日に降る雨は「洗車雨(せんしゃう)」と呼ばれます。

これは彦星が織姫に会うために、自分の牛車を洗う水が雨になって落ちてくるという伝説に由来します。そして、七夕当日に降る雨は「洒涙雨(さいるいう)」です。織姫と彦星が天の川を渡れなくなり、流す涙になぞらえたものです。
高島市は明日7日、午後から晴れ間に恵まれそうです。もし夜に雲が切れ、美しい星空が広がったなら、夜空を見上げてみませんか。「月が綺麗ですね」で知られる夏目漱石は、美しい星の句も詠んでいます。
灯を消せば涼しき星や窓に入る

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7月7日
当社では、毎週異なる質問を朝礼のお題として取り上げています。これは、一緒に働く同僚の思考や価値観を知る機会となっています。今週の問いは、「相手の立場に立つことが大切だと感じたのはどのような時か」です。

質問にある「相手」には社内と社外がありますが、私は今回、顧客や協力会社との「提案や交渉の局面」を念頭に置いて考えました。ビジネスにおいて相手の立場に立つべきなのは、それが単なる利他的な姿勢にとどまらず、結果として自社の持続可能な成長にも直結すると実感した時です。

・ゼロサムからプラスサムへ! シーソーゲーム思考を抜け出し、全体のパイを広げる持続可能な交渉術
朝礼のお題「相手の立場に立つ大切さ」から、ビジネスの提案・交渉における本質を考察。自己犠牲的な譲歩を避け、自社の防衛ラインを維持しながら全体のパイを広げる「プラスサム」な関係を築く持続可能な行動指針を解説します。
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7月8日
ロット進捗表は、製造の進行状況を記録するだけでなく、作業者間の「バトンリレー」を可視化するツールです。管理方法が紙からデータ(DX)へ移行しても、この本質は変わりません。
なぜなら、1つの製品が完成するまでには複数の工程と作業者の確実な連携が必要であり、進捗表はそのすべての足跡を証明しているからです。

ロット進捗表のデータは、製品が従業員の手によってお客様へ、市場へつながれていく軌跡そのものです。この工程間の連動性を、実際に製造現場で働きながら見ていると、世界中で人々が営みをつないでいく、谷川俊太郎の詩「朝のリレー」の世界観が重なります。
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7月10日
夜空に輝く花火。
食堂に掲示された高島市防火保安協会の防火ポスターには、赤色や黄色、青色と様々な色が見られます。市内の小学生が描いたもので、高島市防火保安協会 会長賞を受賞した作品です。

花火師は、狙った色を夜空に表現するために、「炎色(えんしょく)反応」という現象を利用しています。つまり、花火の色は、金属の原子(Atom)が放つ光ということです。
金属の原子を炎に入れると、元素ごとに異なる色の光を放ちます。花火の色の違いを生んでいるのは、金属元素(Element)を含む炎色剤(色火剤)です。
例えば、花火で「黄緑色」を表現したいならバリウム(Ba)、「紫色」ならカリウム(K)、「オレンジ色」ならカルシウム(Ca)といった具合です。
・バリウム(Ba)… 黄緑色
・カリウム(K)… 紫色
・カルシウム(Ca)… オレンジ色
・リチウム(Li)… 赤色
・ストロンチウム(Sr)… 深い赤色

ちなみに、プリント基板の製造工程において、回路パターンの形成や層間の導通確保(導電性付与)に用いられる銅(Cu)は、燃焼時に「青緑色」の炎色反応を示す特性があります。
・銅(Cu)… 青緑色

更新中 ……
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちが教育研修や環境改善の発信を続けるのは、それらがすべて「お客様へお届けする製品の安定性」に直結すると考えているからです。一見、製造とは直接関係のないように見える日々の対話や5S活動のひとつひとつが不具合を防ぎ、納期を守り、そして付加価値の高い提案を生む土壌となります。
「モノづくりから、ものがたりへ」。お客様の大切な設計思想を形にするパートナーとして、私たちはこれからも現場の「人」と「技術」を磨き続けてまいります。実装に関するお悩みや、具体的な改善事例をお探しの方は、ぜひお気軽に「技術ハンドブック」のダウンロード、またはお問い合わせフォームよりご相談ください。
・試作から量産への移行でトラブルが多い
・委託先(基板実装会社)との意思疎通に時間がかかる
その結果、製造コストが膨らむ
アドガワエレクトロニクスがまとめた「技術ハンドブック」には、基板設計・実装におけるコストダウン事例や品質向上のノウハウを多数掲載。量産を前提とした試作の進め方や、VE提案による改善事例もご紹介しています。
・量産時の失敗コストを削減
・製品価値を高める改善提案のヒントを獲得
・基板実装 委託先選定の判断材料 といった実践的な事例を掲載しています。
技術ハンドブックを、製品開発の加速とコスト競争力強化に、ぜひお役立てください。ダウンロードは、⇒ 特設サイトから
関西・近畿を拠点に、プリント基板・電子部品調達〜基板実装(表面実装〔SMT〕、挿入実装〔THT〕)、コーティング、エージング試験、電気機械器具組立までを一貫提案するアドガワエレクトロニクスです。
このブログでは、「モノづくりから、ものがたりへ」をコンセプトに、製造工程における「技術」と「人」にフォーカスします。品質教育やベテランから若手への技術承継、そして私たちの日常と社内文化をお届けします。
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日々の取り組みを取材し、発信していて強く感じるのは、「顧客満足(CS)」を語る前に、「従業員満足(ES)」が不可欠であるということです。

従業員が自分の仕事に誇りとやりがいを持って働いてはじめて、高品質な製品・サービスが生まれ、結果として顧客満足につながると確信しています。

担当者から御社に最適なご提案をさせていただきます。