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こんにちは。アドガワエレクトロニクスの公式ブログへようこそ。
基板実装やユニット組立を外部へ委託する際、導入設備や認証取得などのカタログスペックだけでは見えない「現場の規律」や「品質への向き合い方」に、不安を感じることはないでしょうか。
本記事は、4月前半にSNSで発信した現場の改善活動や品質管理の思考プロセスを凝縮したダイジェストです。製造現場の日常に潜む「気づき」を、どのようにして再現性のある品質保証体系へと結びつけているのか。その一端を、実際の運用事例を交えてご紹介します。

属人化の解消:
個人の経験に頼らず、現場の違和感を組織の資産に変える「YWシート」の運用手順
管理品質の証明:
滋賀県産業支援プラザの知見を取り入れた、23秒で現場の規律を診断する定点観測
未然防止の仕組み:
品質不良の6割を占める「変化点」を「3H×4M」のフレームワークで制御する具体策
目次
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
@adogawa_e
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4月1日
属人化の解消を後回しにしていませんか? アドガワエレクトロニクスが実践するYWシートは、現場の「やりづらい(Y)」と「私しか知らない(W)」を即座に吸い上げ、改善に繋げる仕組みです。

YWシートを用いた「認識・見直し・改善」の3ステップを軸に、現場の気づきを組織の資産(標準)へと昇華させる具体的な方法を解説します。
・なぜ属人化の解消は後回しにされるのか? 現場の「やりづらい」を吸い上げるYWシート運用術
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
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4月3日
しとしとと降る長雨が3月中旬〜4月にかけて、関東から西の地方で続きます。ちょうど菜の花の咲く頃なので、この時期の雨を菜種梅雨と呼びます。また、開花を急き立てるという意味で、催花雨(さいかう)という呼び名もあります。

自然界においてこの時期の雨が花の成長を促すように、職場においても4月は「開花」に向けた準備期間といえます。

新しい職場や環境で研修が始まっている方もいらっしゃるのでは。分からないことがたくさんあって、不安も多いですね。

そんな同僚に、迎える側ができる工夫もあります。「分からないことがあったら聞いてね」ではなく、「聞こうかどうしようか、迷ったら聞いてね」と伝えるほうが、気楽に質問できるし、仕事もスムーズに、後戻りなく進められます。

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4月6日
工場の状態を見れば、その会社の品質管理レベルがわかると言われます。これは単なる経験則ではなく、組織内の「標準化」がどこまで徹底されているかを示す客観的な指標です。


滋賀県産業支援プラザの講師とお話しする中で、組織、製造現場の良し悪しを見抜く「3秒・20秒」という診断基準を伺いました。なぜ、23秒で組織、製造現場の本質が見えてしまうのか。その論理的な背景と、私たちが現場維持において重要視している視点について整理しました。


・23秒間の定点観測プロセス:なぜ現場の「見た目」が組織の管理品質を証明するのか
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4月6日
週末の帰宅時間。夕暮れに染まった飛行機雲が伸びていきます。長く、どこまでも消えない飛行機雲は、上空の空気が潤っている証です。「明日は天気が崩れるかもしれない」。この写真を撮った翌日の4月4日は、柔らかな桜雨が降り注ぎました。

惹きつけられたのは、長く伸びた雲とともに、上空を飛び交う無数の飛行機です。雲という軌跡がなければ、飛行機が私たちの頭上を絶え間なく行き交っていることに、気づくことさえありません。「可視化によって実像を捉えられる」という事実は、仕事にも通じることで私たちの視界を広げてくれます。
製造現場に限らず、仕事の改善は、見えるようにすることから始まります。それは写真や映像に残したり、言葉にして伝えたり。見ると、気がつきます。気がついて、それが自分の望むものでなければ、変えようとします。そこに改善意識が醸成されます。改善は可視化から始まります。

基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
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4月9日
製造業において、クレームをゼロに近づけるための鍵は「変化点」の制御にあります。


品質不良やクレームが発生する原因の多くは、作業の属人化や作業指導票の不備だけではありません。品質不良やクレームは定常状態の延長ではなく、必ず「変化点」で発生します。

製造現場の変化点を事前に捉え、コントロールする枠組みが「3H×4M」です。3H(初めて・変更・久しぶり)と4M(人、設備、材料、方法)を掛け合わせることで、現場のリスクを網羅的に可視化します。


・品質不良・クレームを未然に防ぐ「変化点管理」の実践:3Hと4Mを軸とした品質保証体系
品質不良の6割を占める「変化点」のリスクをいかに制御するか。ヒューマンエラーが多発する3H(初めて・変更・久しぶり)と4Mを掛け合わせ、個人の注意に頼らず「仕組み」でミスを防ぐ変化点管理の実践手法を解説します。
業務を標準化して属人化を解消し、再現性の高い品質保証体系を構築するための具体的な実行手順を、現場リーダー向けに整理しました。
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4月13日
車やバイクのタイヤ空気圧維持から基板実装まで。状態を安定させる鍵は「窒素(N₂)」にあります。はんだ付けの品質が安定しないとき、個人の技術を疑う前に「酸素」を疑ってみませんか?

・はんだ付け品質を安定させる窒素導入の技術的意義と運用ガイド:酸化抑制から盲点克服まで
基板実装の品質を左右する窒素(N₂)の役割を解説。酸化抑制による濡れ性向上や歩留まり改善のメリット、導入コストの考え方を網羅。見落としがちな「チップ立ち現象」や「排気バランス」の盲点も可視化し、実装工程を安定させる具体的手順を提示します。
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4月14日
ソメイヨシノの桜前線が北上する速度は、およそ時速1km。大人の歩行よりも遅く、赤ちゃんがハイハイする程度の愛らしいスピードです。


西日本や東日本の多くの地点で葉桜へと姿を変える一方、北上を続ける桜前線は今週末に青森で満開を迎え、札幌や室蘭でも今月末には開花する見込みです。



高島市でも季節が移ろいます。ソメイヨシノと入れ替わるように源平咲きの菊桃が満開となり、八重桜(関山)の蕾もほころび始めました。


4月も下旬になれば、ソメイヨシノの瑞々しい新緑を背に、八重桜がたっぷりとした花びらを揺らします。この鮮やかな対比を眺めるのが、毎年の楽しみのひとつです。

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4月15日
仕事でどんな習慣を身につけたいかと聞かれ、「会話と並行してメモを取る習慣」と答えました。言葉は発したそばから消えていく抽象的なもので、内容が曖昧になりがちです。

だからこそ、消えていく言葉(情報)を、文字や図解という具体的な形へ、会話の最中に落とし込む習慣が必要だと感じています。


会話中にノートを、相手に見せながら書き進めます。言葉をフローチャートやマインドマップなどに変換して共有し、「この理解で合っていますか?」とすり合わせます。

単なる記録ではなく、お互いの頭の中を目の前のノートに書き出して整理し、共通認識をその場で作り上げていきます。


「言った・言わない」を防ぐだけでなく、情報のヌケ・モレや解釈のズレを、ヌケたりズレたりしたその瞬間に気づき、修正できます。現状から解決策に至るつながりが可視化され、迷うこともありません。認識のズレという、ミスにつながる落とし穴を、会話の最中に潰せるのが利点です。

会話と並行してメモをとる習慣を徹底すれば、同僚を含めた仕事相手からは「この人と話すと課題が整理され、次の一手が明確になる」という、仕事のパートナーとしての信頼がより強固なものになります。私は、仕事を進めるなかで、会話と並行してメモをとる習慣を身につけたいです。
基板実装・電気機械器具組立のアドガワエレクトロニクス
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4月16日
小型化と高密度化が加速する現代の回路設計において、表面実装(SMT)は欠かせない技術です。
しかし、車載電子機器や産業用コントローラー、医療機器といった、絶対的な信頼性が求められる分野では、基板を貫通して部品を固定するスルーホール構造が、SMTを補完する技術として地位を確立しています。

微細な接点を持つBGAパッケージは、熱循環や機械的振動によるはんだ接合部の疲労が避けられない課題です。
一方、スルーホール構造は、建物における「杭打ち」「耐力壁」のような物理的なインターロック構造を持っており、はんだ接合部の引張強度がSMT部品の3倍以上に達することも報告されています。


スルーホール技術は決して「過去の遺物」ではありません。最新のパルスめっき技術による均一な銅膜厚の形成や、レーザー加工、高Tg(ガラス転移温度)材をはじめとする素材との組み合わせにより、その信頼性は常に更新され続けています。
はんだレスのプレスフィット技術においても、挿入時の基板への負荷(バレルクラック)を考慮し、スルーホール構造を選択する設計者は少なくありません。


効率のみならず、堅牢性に基づいた壊れない構造を追求する時、エンジニアは伝統的な知見の中に、製造品質に裏打ちされた信頼性を見出しています。

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4月17日
あるリーフレットをきっかけに「発酵」の話題で盛り上がりました。リーフレットは、高島市商工観光部が発行する「たかしま 発酵ガイド」です。滋賀県高島市は今、「発酵食文化」をテーマにまちづくりを推進しています。

鮒(ふな)ずしは、滋賀県の発酵食品として取り上げられることが多いですが、高島市には他にも、5つの造り酒屋、伝統製法を守る醤油蔵、滋賀県唯一の酢醸造所、そして各家庭でも味噌や漬物作りが息づいています。

近年では発酵技術を活かして新しい味が生まれています。例えば、「アドベリー」(ボイセンベリーの愛称)を使った華やかな香りの果実酢やお米のヨーグルト、自然発酵のキムチ、クラフトビール、酒蔵が立ち上げたウィスキー蒸溜所など。移住者や若手事業者が新たな「醸し」に挑戦しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちが教育研修や環境改善の発信を続けるのは、それらがすべて「お客様へお届けする製品の安定性」に直結すると考えているからです。一見、製造とは直接関係のないように見える日々の対話や5S活動のひとつひとつが不具合を防ぎ、納期を守り、そして付加価値の高い提案を生む土壌となります。
「モノづくりから、ものがたりへ」。お客様の大切な設計思想を形にするパートナーとして、私たちはこれからも現場の「人」と「技術」を磨き続けてまいります。実装に関するお悩みや、具体的な改善事例をお探しの方は、ぜひお気軽に「技術ハンドブック」のダウンロード、またはお問い合わせフォームよりご相談ください。
・試作から量産への移行でトラブルが多い
・委託先(基板実装会社)との意思疎通に時間がかかる
その結果、製造コストが膨らむ
アドガワエレクトロニクスがまとめた「技術ハンドブック」には、基板設計・実装におけるコストダウン事例や品質向上のノウハウを多数掲載。量産を前提とした試作の進め方や、VE提案による改善事例もご紹介しています。
・量産時の失敗コストを削減
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関西・近畿を拠点に、プリント基板・電子部品調達〜基板実装(表面実装〔SMT〕、挿入実装〔THT〕)、コーティング、エージング試験、電気機械器具組立までを一貫提案するアドガワエレクトロニクスです。
このブログでは、「モノづくりから、ものがたりへ」をコンセプトに、製造工程における「技術」と「人」にフォーカスします。品質教育やベテランから若手への技術承継、そして私たちの日常と社内文化をお届けします。
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